2022/12/10
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憧れの万年筆 |
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先日の話、 娘にご褒美を買ってあげるということになり、 娘が選んだものは万年筆でした。 渋いものを選ぶな~と思いつつ、 私も子供のころに万年筆にあこがれたなぁなんて思い出し、 あまり深くは考えていませんでした。 万年筆を買ってからしばらくして、 何で万年筆が欲しかったか娘が話してくれました。 それは、3年ほど前のこと、 友人の家に島外からガラス作家をしている友達が遊びにきて、 ガラスのワークショップをするのだけれど、 娘も一緒に参加しないかとお誘いいただきました。 竹仕事は常日ごろ目にしているけど、 他の工芸のことも知ってほしいと思っていたので、私も嬉しい思いで、 娘も行きたい!ということで参加をしたんです。 その時に、ワークショップをしてくれたお姉さんが 万年筆を持っていてとてもかっこよかったんだとか。 私も少し同席していたものの全然記憶になく、 びっくりしました。 私は、ガラス工芸に興味を持ってくれたり、 ものづくりに対する視野がひろっがったりすればいいなという意図があって娘を連れて行ったわけですが、 娘はそれ以外にも親が意図する以外の視点からも色んなものを見ていて 彼女の心に触れ、ずっと長い間心の中に憧れの気持ちとして残っていたのです。 このことは私にとって衝撃でした。 大人になると、一方方向からしかものが見れなくなってしまいますが、 子供は大人の想像以上に柔軟に多方向からものをみているんですね。 だから、いろいろな経験をさせてあげると 経験の数の何倍ものものを吸収していってくれるのかもしれません。 多様化する今の時代、子供たちが将来何になるか選択肢は無数にあります。 母として私が助言できることはどうしても狭い視野での話になってしまいます。 でも、色んな経験のなかから、たくさんのことを吸収し、 自分に合った生き方が見つかるといいなと願っています。
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