2021/12/8

ものづくりについて最近気づいたこと

私は最近まで、『ものづくり』とは『形あるものをつくること』だと思っていた。
 
だけど最近、あるシンガーソングライターの方の本を読んでいると、
『ものづくり』という言葉がたくさんでてきた。
 
自分がとても心地良いと感じる曲をつくっているひとが
ものづくりという言葉を使っていること、
音楽は目に見えるものではないけど、
音楽をつくることもひとつのものづくりだということを
知ることができて何だか自分の世界が広がったような気持ちでとても嬉しくなった。
 
その方は、自分の曲の意味を隅から隅まで説明をしてくれる。
それはやはり作り手でなければできないことだろう。
 
作り手であってもそこまで言葉にできる人は少ないと思う。
 
若いころは、現代アートが好きだったこともあってか、
作ったものの説明なんてしないぞ!なんて思っていたこともあるけど、
今の考えとしては、想いがあってつくったものならば、
言葉にしてもいいんじゃないかと思っている。
 
でも、用途があるものなんかは用途が優先の形になるわけだし、
ただただもやもやとした気持ちをものづくりですっきりさせた時には、
何にも説明なんてしなくたってちゃんと、そこに自分は表現されているんだろう。
 
無限に広がるものづくりの世界をもっともっと広げていきたい。